現場が一丸となって改良に改良を重ねてきた。だから、今の安定稼働がある。

ベテラン社員の顔写真
  • 氏名 林 博之

  • 1998年入社

    製造部加工課加工係タイル

  • 入社後、加工課タイルでECOS®立ち上げに関わる。
    市販仕上係に5年間従事し、再びタイルの製造に携わる。
    現在主任として活躍中。

PART.01 失敗があって、
今がある。

お仕事について教えてください。
今はタイルカーペットの生産に携わっています。複雑な生産工程の中で、仕上がりを確認して原料の供給量を調整したり、機械に不具合が起きた際に機械制御の調整をしたりと、原料と原料が合わさって製品になるまでの過程を正常に保つための仕事です。
ECOS®ですね。
そうです。ECOS®の立ち上げから約7年間担当していました。ただ、一度この部署は離れていて5年ぶりに戻ってきています。今となっては弊社の看板製品ですし、立ち上げから関われたことはうれしく思っています。
立ち上げ当時はどのようなお仕事を?
安定的に質の高い製品を生産するラインに育てるため、工程の初めから最後まで全体を横断的に視ていました。いわば、新製品として胸を張って世に出すための戦いです。
今でこそ不具合も少なく平穏に稼働している生産ラインですが、立ち上げ当初はもう大変でしたよ(笑)。仕上がる製品も改善が必要なものばかりですし、工程の頭から最後までいつどこでトラブルが起きるか分からない状態です。機械が組みあがってから半年程はそんな毎日でしたね。現場が一丸となって改良に改良を重ねて今の安定稼働があるんです。
作業風景

PART.02 コミュニケーションが
チームをつくる。

今とは異なる仕事環境だと思いますが、共通してお仕事で大切にされていることはありますか?
チームでこなす仕事なのでコミュニケーションを大切にしています。
安全面・品質面に関する会話は丁寧に慎重に。大事な時にこそ会話が機能しないと元も子もないので、冗談も挟みながら社員と会話して、言葉のキャッチボールに慣れてもらうことを普段から心がけています。
難しいことではなくて、自分の業務にちょっと余裕があるときはまずは自分から他の人を助けるとか、ギブするところからコミュニケーションは始まるのかなと思います。自分の持ち場は最優先ですが、少なからずそんな空気が社員の皆さんにはあるような気がしますね。
風土として“助け合い”があるんですね。
入社した時からそうでしたね。厳しい中にも優しさや助け合いの風土は感じていました。堅苦しくない雰囲気も好きですね。悪いとは思わないですが、方針によっては1から10まで型にかっちりとハマっている企業もあるじゃないですか。そう考えると住江テクノはどこか温もりがあって、人間味があって、それが良さなのかなと思います。私自身が誇れることはないですし、秀でた才覚もないですけど、この20年間本当に会社やまわりの社員に包みこんでもらっているなと感じますね。
作業風景

PART.03 「人がいい」

今と昔で違いを感じられることはありますか?
昔に比べると若手の考えや積極性は大いに歓迎されるようになっている気がします。ベテランは「おさえるところをしっかりおさえて」、出来る範囲で若手をサポートする。若い人材が希少な時代でもありますし、住江テクノを繋いでいくためにも必要な心構えだと考えている人は多いです。若い人の馬力は大事です。新しい感性でどんどん会社を盛り上げてほしいです。
最後に、未来の若手にひとことお願いします。
気軽に入社してくれたらいいなと思います。本当に(笑)。的確なアドバイスなんてできるタイプの人間ではないですが、「住江テクノは人がいい」ということだけは自信をもって伝えることができます。だからこそ、気にせず飛び込んできてほしいです。仕事をするのは工場の中。見ている景色もそこまで代り映えはしないです。でも日々手元で行っている小さな仕事が社会に溶け込んでいる姿を見る機会があると、仕事っていいなって思うんです。たまたま訪れた商業施設に自社のカーペットが敷いてあるとか、そんなちょっとしたことを一緒に喜びたいかな。
作業風景