cross talk

クロストーク

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地元での就職を選択した社員が語る、
それぞれの“これまで”と、
住江テクノの“これから”。

member

  • 2008年入社

    加工課オレフィン係

    酒本 一輝

    入社後、染色係に従事したのち、自工仕上係、市販仕上係の製造ラインを経験。 2022年からオレフィン係にてオペレーターとして活躍。

  • 2015年入社

    加工課オレフィン係

    田畑 圭将

    入社後、加工課タイルにてECOS®の製造ラインに携わる。 2022年からはオレフィン係に所属し、主に検査業務を担当。

  • 2022年入社

    滋賀事務課滋賀事務係

    増田 正法

    住江テクノに中途採用で入社。 前職での事務経験を活かし、経理や労務関係などの事務業務全般を担当。

cross talk.01 仕事のおもしろさ。
各々が持つモチベーション。

仕事のおもしろさってどういうところでしょうか?

酒本

私は奈良工場で大手企業の浴室床材の製造に携わっています。加工の工程でローラーフケイ(賦形*)っていう作業があるんですけど、材料のムラや、その日の湿度、気温によっても仕上がりが変わってきます。朝一の出来が良くても、昼以降は環境の変化で調子が悪くなってしまうなど、とにかく微調整をしつづける必要があります。一日を通してすべての形を綺麗に維持できた時はガッツポーズですね(笑)!これが結構難しいんですよ。ロスをできる限り減らして、予定通りの生産数量をこなす。当たり前ですが、最も意識している事ですね。

*賦形:素材を削らずに変形させて製品を成形する方法。

田畑

その気持ちわかります!型を少しでも余計に押すと歪んだり、逆に押しが甘いと満足に成形が出来なかったりしますからね。
僕の場合は「大手企業の浴室床材の製造に携わることが出来ている」ことそのものが面白味っていうか “誇り”かなぁと思います。友人や知人が使っているぐらい身近なモノを作っているってなかなか経験できないじゃないですか。自分の仕事が巡り巡ってしっかり社会とつながっていることを実感しますし、それ故に責任も感じます。

増田

製造の方のお話はやっぱりカッコいいですね!

田畑

ありがとうございます(笑)。
増田さんは滋賀工場で何を担当されているんですか?実は滋賀工場にはまだ伺ったことがないのですが…自動車関係がメインですよね?

増田

車のカーペット等自動車関係の製品もそうですが、屋根の防水シートなんかも製造しています。糸も忘れないでくださいね!ペットボトルを原料とした、再生糸の製造です。
ただ、私の仕事は事務全般なので請求書や伝票の作成、その他労務周りの業務がメインです。皆さんの給与支払いにも関わっていますよ。

田畑

そうだったんですね!いつもありがとうございます。製造職からの素朴な疑問なのですが、事務のモチベーション維持は難しいですか?

増田

正直、あまり考えたことはないかもしれませんね。直接製造には携わっていませんが、事務要員というよりメーカーの一員という気持ちを持って日々仕事している部分はあるかもしれません。特に受発注に関する業務を行う際の立場はお客様との「窓口」でもあります。一つのミスが会社の印象を左右しかねない仕事だからこそ、製造部の方々を代表するぐらいの心構えでいたいなとは思っています。

男性社員たちが話し合っている様子

cross talk.02 現場での成長と学び。

印象に残っているエピソードはありますか?

田畑

パソコン業務の習得はかなり頑張りました。実はパソコンの入力作業なんかが全くできなかったもので…。ゼロの状態から教えていただいて、今では在庫表や出荷表の作成もできるようになっています。まだまだ不器用ですが、ExcelやPowerPointといった業務ツールが使えるようになったのが嬉しいですね。今後、指導職に上がっていくにはそういった作業にも慣れていく必要があるので、満足せずに精進したいなと思います。

増田

慣れの無い仕事だから難しいですよね。酒本さんは入社当初と今で変わったことってありますか?

酒本

指導職に上がったことで、以前よりも不良に対しての意識がより一層高くなりましたね。当然ながら、担当ラインの不良率や目標に対しての達成率を把握しておく必要があります。現場の些細な間違いから生産計画が大きく崩れる可能性があったり、ひいては会社の事業計画にも影響を与える可能性があったりと、現場で起こる事象をリスクとして捉えるための視座が上がった気がします。
とはいったものの、過去には大きな失敗もしています…。

田畑

と言いますと?

酒本

フォークリフトの免許を取りたての頃に、リフトの操作を誤って倉庫の屋根ごと柱を歪ませてしまうミスがありました…。修理代もかなりかさんだようで、もちろん当時の上司には叱られましたね。でも「金額の問題ちゃう!体が心配やから怒ってんねん!」としきりに仰っていて、変な話かもしれませんが恩義を感じたというか、この会社のあたたかみを感じたエピソードでした。

作業で機械操作をしている男性社員

cross talk.03 人のあたたかみ。地元での就職。

あたたかい人が多いようですね。

増田

みんな優しいです!この人は話しかけづらいなとか、そういうことはないので入社当初からやりやすいなと思っていました。時期によって部署異動があるのでいろんなことを体験したい人にはいいかもしれないですね。奈良工場に比べると周りは何もないですが、とても自然豊かです。時々敷地内に猿が出るのは困りますが(苦笑)。

田畑

それは困りますね(笑)。
奈良も人がとにかくいいですよ。部署によって雰囲気は若干違うかもしれませんが、私の知る限りでは悪いことは聞かないですね。たまにある飲み会なんかは年代こそバラバラですけど、嫌々行くとかもなく、それこそ楽しみの一つでもあります。

増田

田畑さんは奈良工場付近がもともと地元でしたっけ?

田畑

そうです。他にも地元がこの辺りの方は多くて、奈良だと王寺町とか橿原市とか、安堵町の隣らへんが地元の人が多い印象ですね。私の場合は地元の友達と遊ぶことが好きだったので、奈良から出ることも考えましたが、やっぱり地元を捨てられなかったです(笑)。周りの人間も地元にとどまる人が多かったのでその影響もありますね。

酒本

地元だと土地勘もあるし安心ですよね。
自分もこの辺りの出身ですが、やっぱり慣れって大事だなと思います。学校を卒業して間もなく社会人になるわけですけど、ただでさえ慣れない環境にいくのに、右も左もわからない街だと心細さもあるじゃないですか。その点、余計な心配をせずにまっすぐ仕事と向きあえるし、帰れば馴染みの友達がいる。だからストレスもほとんどなかったです。

増田

私の周りも7~8割ぐらい地元に残っていました。「県内でいい会社を見つけて就職!」っていう人が多かったんじゃないですかね。人によっては金銭面や精神衛生面で実家に残るメリットもありますよね。

笑顔で和やかに会話をする3人の男性社員

cross talk.04 入社理由から見える
企業としての強み。

入社の決め手はどういったところでしょうか?

増田

私は前職の事務の経験を活かせたのと、会社の母体が大きい安心感の2点が大きかったです。奈良の皆さんはいかがですか?

酒本

確かにそうですね!その安心感と、実際に求人票を他社と比べた時に待遇面が魅力的でした。今となっては内容こそ覚えていないものの、面接での人当たりがよくて、素直にここでならやっていけそうだと思えましたね。

田畑

私の場合は入社の前年に新事業が立ち上がっていて、特許を取得したり新製品を創ったりしていたので、当時は漠然と「ここやったら安心できるんちゃうか…」って思えたのが決め手です。今思うと、細かい実績の積み重ねが当時の自分にそう感じさせていたのかなと思います。
あと、今でこそ「環境への配慮」が当たり前になっていますが、そのずっと前から取り組んでいたという実績があったことも会社の印象として強く覚えていますね。

増田

特に今の時代は強みですよね。私の入社時にはもう既に当たり前のように、使用済みの製品などを再利用して製品に活用していましたが、改めて考えるとすごいと思います。環境を考える企業としての意地を感じました。新入社員の方にとっても、仕事に自信と誇りを持てるポイントになると思います。

機械が並ぶ作業現場

cross talk.05 働く環境とその変化。
住江テクノのこれから。

働く環境から考える住江テクノの魅力はどういったところでしょうか?

酒本

しっかりと休みが取得できるところです。有給休暇の取得なんかでも不満を感じたことはありませんし、人間関係もいい。あたたかいところが魅力かと!
「仕事はキッチリする」これは大前提ですが、仕事に差し支えなければ髪型など、そういった個人のライフスタイルには寛容なところもいいですね。仕事に対する姿勢が真面目だからこそそういう文化が成り立っているんだと思います。

田畑

社内イベントがあるのもおもしろいですよね。
昨年あったUSJでのファミリーイベントも70名ぐらい参加されていて、ご家族の皆さんも楽しそうでした。仕事とは違った一面を見れるので貴重な体験です。いつも仕事仲間として顔を合わせていますが、その後ろに家族がいるんだなと思うと、少なからず日々のコミュニケーションに思いやりも生まれますから。

増田

これからのことになりますが、今着実に会社も変わろうとしています!
年齢に関係なく、個々人の仕事のできる幅に応じた評価制度の見直しも行われているとのことで、これから入社される方からすると嬉しい話ではないでしょうか。

田畑

代表からもこの方針についてはよく耳にします。計画するだけでなく、「きちんと実行していく意欲と実績がある会社」だなと10年以上働く中で心から感じます。だからこそ、やればやるほど評価が上がりやすくなっていきそうな今の会社の雰囲気は大いに求職者の方にも伝わってほしいですね。

笑い合う男性社員2人の顔