繊維を使った製品を生み出す仕事
インタビューを受けた社員
末吉 直人 製造部 製糸課
カーペット用糸を製造する機械のオペレーションが主な業務です。日々目にするものに関われることに誇りを持っています。
坂田 忍 製造部 加工課
自動車用内装材および外装材の加工工程の検査業務を行っています。ものづくりに関わること自体にやりがいを感じています。
繊維を使った製品を生み出す仕事
末吉さんと坂田さんが勤務するのは、繊維そのものや繊維を使用した製品を生産している滋賀工場。
生み出された製品は自動車や電車、航空機のシートやカーペットになるなど、私たちの身近なところで使われるものになります。
近年では、省資源化、リサイクルなど環境に配慮したものづくりも積極的に進めています。
ものづくりの奥深さや魅力を感じるのはどんなときですか?
坂田:製品がその日の気温に影響を受けるところです。
昨日うまくいっていたものが、次の日にはうまくいかないことが多くあります。
初めのころは、同条件なのに何が原因でうまくいかないのか悩みましたが、少しずつ機械の操作を変えながら、うまくいく方法を探っていきました。
その日の製品の調子に合わせるのは大変ではありますが、そこがものづくりの魅力だと思います。
仕事にやりがいを感じるのはどんなときですか?
末吉:日々、働きやすい作業現場になるよう考えながら作業を行っています。
そのような中で、考案した改善提案の成果が出て評価された時に一番やりがいを感じます。
日々目にする自動車やカーペットの製造に自分が関わっていることに誇りを持って働いています。
あなたの会社の自慢は何ですか?
末吉:1つ目は、廃棄PETボトルから再生された原料を使って、製品を製造していることです。
2つ目は、生産している糸が、カーペット用としてだけではなく、水浄化用フィルターやモップ・たわし等の日用品としても幅広く使用されていることです。
仕事の中で苦労するのはどんなときですか?
坂田:自動車用内装材および外装材の加工工程の検査業務をしているのですが、マシンオペレーターでもある検査業務は失敗の連続でした。
ライン作業なので手間取ると加工が停止して業務に支障をきたすという焦りから、初めのうちは余裕がありませんでした。
同僚や先輩に助けられたエピソードを教えてください。
坂田:オペレーターとしてまだ機械に慣れないとき、製品を機械に巻き込んだことがありました。
焦るしかなかった私に先輩は対処方法を落ち着いて教えてくれました。
また繰り返さないようにするための注意点を聞き、何が悪かったか反省しました。
ミスすると慌ててしまうので、先輩の姿を見て、一つひとつの動作を落ち着いて、余裕を持って対処できるように心がけようと思いました。
今後の目標や将来どのように働きたいかを教えてください。
末吉:先輩方からの教えや、これまでの成果が出た改善提案等を教訓にして、困難に直面しても粘り強く乗り越えていきたいと思っています。
また、リフトや玉掛等の技能講習を受け、作業の幅を広げていきたいと考えています。